FXは、適当に売買しても勝つことができません。チャートで「テクニカル分析」を行ったり、経済を見て「ファンダメンタルズ分析」をする必要があります。
FXでは、「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」と呼ばれる分析方法で、将来の為替相場を予測します。
前回のコラムでは「テクニカル分析」についてご案内しましたので、今回は「ファンダメンタルズ分析」についてご紹介したいと思います。
>>>「トレンドとオシレーター、2つのテクニカル分析」
ファンダメンタルズ分析は、国の経済に関する指標などから相場の動きを予測するものです。為替相場の長期的なトレンドは、ファンダメンタルズによって左右されることが多いた
め、長期での運用を目指しているならば、必ず理解しなければなりません。
ファンダメンタルズ分析で重要視されるのは、政策金利や雇用統計、貿易収支などです。これらの指標によって相場が大きく変動することがあります。
また、指標以外にもその国の景気も為替に影響を与えます。基本的に好景気の国の通貨が上昇、景気が悪い国の通貨は下落します。
このとき気を付けてほしいのが、景気は「相対的」に見ることです。
たとえばA国とB国がともに景気が悪い状態のとき、ふたつの国を比べ、A国のほうが景気が良ければ、A国の通貨が上昇しやすくなり、B国の通貨は下落しやすくなります。
過去の例をあげると、2008年に発生した世界金融危機をきっかけに、日本は不景気で金利が安いにもかかわらず、円高が加速しました。これは、複雑な理由が絡み合っていますが、簡
単に言えば、ほかの国が金利を下げ、さらに相対的に見て日本の経済がまだマシだと判断されたから日本円か買われたといわれています。
FXでは、このように相対的に見てどちらの国の通貨が上がるか、下がるかを判断することが大事です。
まずは、各国の景気状況を見て、トレンドがどちらに動くかを見てみましょう。
参考になさってください。
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