トレンド系テクニカル指標のなかで最も人気の高いのが、ローソク足とトレントラインです。特にトレンドラインはトレンドの転換点を見極めるのに役立ちます。ここでは、その使い方を説明していきましょう。
トレンド系のテクニカル指標はたくさんありますが、そのなかでも最も使われているのが「ローソク足」です。
「ローソク足」はその名のとおり為替の値動きをローソク状で描画します。実体とヒゲで構成されており、高値と安値、始値、終値がひと目でわかるつくりになっています。
チャートの設定などで変わることはありますが、基本的に白いローソク足は「陽線」と呼ばれ、「終値が始値を上回っている状態」のことを意味します。
黒いローソク足は「陰線」と呼ばれ、「終値が始値を下回っている状態」を表します。
ローソク足は、対象とする期間に合わせて呼ばれ方が変わります。たとえば、5分間の値動きを対象にしたローソク足は「5分足」と呼ばれ、1日の値動きを対象にしたローソク足は「日足」と呼ばれます。
上昇している相場のローソク足の安値と安値を結んだラインや下降している相場のローソク足の高値と高値を結んだラインをトレンドラインと呼びます。
トレンドラインが上昇していれば「上昇トレンド」と判断し、トレンドラインが「支持線」として機能します。
下降していれば「下降トレンド」と呼び、トレンドラインが「抵抗線」として機能します。
「支持線」は別名サポートラインとも呼ばれ、このラインとぶつかったところでローソク足が反転しやすいと判断されています。
「抵抗線」も同様にレジスタンスラインと呼ばれ、ローソク足の反転ポイントを探すために利用されます。
また、トレンドラインを突き抜けた場合(ブレイク)、その方向にトレンドが変化することがあります。
たとえば、支持線をブレイクした場合は、上昇トレンドになり、抵抗線をプレイクした場合は、下降トレンドに変化することかあります。
トレンドラインのブレイクを狙って売買する手法もあるので活用するといいでしょう。
トレンドラインは正しいラインを引くことは難しいかもしれませんが、マスターできれば心強いものです。
引き方のコツとしては、トレンドが変化したポイントを起点としてラインを引くといいでしょう。
参考になさってください。
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