トレンドを見るために役立つ移動平均線。ほかのテクニカル指標の計算にも使われており、トレンド系の代表的なテクニカル指標のひとつです。
使い方も簡単なので、まずは移動平均線から勉強していくといいでしょう。
「移動平均線」はトレンド系テクニカル指標のひとつです。
一定期間の値動きの平均値をグラフ化したもので、傾きによって現在のトレンドを判断します。
短期のトレンドを見るときは参照期間を短くし(14、21、75など)、長期のトレンドを見るときは参照期間を長く(144、200など)します。移動平均線が上昇しているときは
上昇トレンド、逆に下降していれば下降トレンドと判断するのが基本的な見方になります。
移動平均線は抵抗線や支持線としても機能します。短期的な抵抗線や支持線として使う場合は参照期間を短く、長期的な抵抗線や支持線として使う場合は参照期間を長く設定して使います。
ただし、これが絶対という設定はないので、参照期間を変え、自分の投資スタイルに合った参照期間を探すのもひとつの手です。
期間の異なる移動平均線を表示して、その2本の移動平均線がクロスしたところで売買する手法があります。
短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上にクロスすることを「ゴ一ルデンクロス」と呼びます。ゴールデンクロスはその後、上昇トレンドに転換するサインとされています。
逆に、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下にクロスすることを「デッドクロス」と呼び、下降トレンドに転換するサインになります。
ただし、すべてのテクニカル指標のサインに言えることですが、このような売買サインには「だまし」があります。ゴールデンクロス後に下降したり、デッドクロス後に上昇することも珍しくありません。
だましを避けるためにほかのテクニカル指標の売買サインと照らし合わせるのもひとつの手です。
参考になさってください。
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