経済カレンダーでは、指標発表の日程を確認することができます。前回の結果や予想、今回の結果も確認できるので、指標発表の影響で相場がどのように動いたのか確認するのもいいでしょう。
主要なFX会社のHPで経済指標のスケジュールを一覧で見ることができます。
一般的に経済指標の名前と前回の結果、予想、結果が表示されています。
基本的には、予想より結果が良い場合はその通貨が高くなり、悪い場合は通貨が安くなります。ただし、予想よりも結果が良い場合でも前回の結果よりも悪ければ、通貨が安くなったり、あまり変勤しないこともあります。
また、FOMCの議事録などは、段階的に値動きが発生する場合もあるように指標によって、値動きの癖があります。
過去の値動きを見て、癖を知ることも、相場を知るという意味では必要でしょう。
指標による値動きは、事前にどのように動くのか予想するのは難しいので、後からなぜ上昇したのかや下落したのかを確認したり、指標発表の時間帯にポジションを持たないようにするためにスケジュールチェックするといいでしょう。
指標発表直後は相場が大きく変動するというのは前述したとおりですが、指標発表は相場以外にも、FX業者のシステム面にも影響を与えます。
ひとつは、スプレンドが広がりやすいことです。相場が大きく変動するということは、買い注文と売り注文のどちらかが集中していることを意味します。
つまり、「買いたい人がたくさんいるのに売りたい人がいない」状況やその逆の状況になっているわけです。
そのため、スプレッドを広げないと注文を通すことができなくなってしまうのです。
仮に指標発表時に流れに乗ったエントリーができても、スプレッドが広すぎるせいでたいした利益にならない場合もあります。
もうひとつの注意点は、スリッページが発生することです。
スリッページとは、成行注文をしたときに、意図したレートと約定したレートに差が発生する現象のことです。
たとえば、「100.00円」で成り行き注文したはずが、「99.80」円で約定している場合などがスリッページが発生したことになります。
多くのFX会社では、許容スリッページを設定できるので、どうしてもトレードしたい場合は、利用するといいでしょう。
参考になさってください。
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