余力をきちんと把握していないと、絶好のチャンスでもエントリーできなくなってしまいます。また、評価損益を確認し、現在どれだけの損益になっているのかは常に把握しておきましょう。
売買サインが出て、新規注文をしたいと思ったときに余力が足りなければ注文が出せずに、せっかくのチャンスを逃してしまうことになります。そんなことにならないように余力の状況は常に把握しておきましょう。
余力を確認するためには、一般的にFX取引画面のトップページにある「余力確認」をクリックすれば表示されます。
余力のほかにも、証拠金やレバレッジ、時価評価総額、口座残高、1万通貨単位あたりの証拠金などが表示されます。
ちなみに「余力」は取引に使用できる金額、「振替可能額」は資金移動できる金額です。
余力は、利益が出れば即座に反映されますが、振替可能額は、利益が口座に反映されないと振替可能額に反映されません。
利益が口座に反映されるのは、決済から数営業日後です。損失については、決済したら即座に両方に反映されます。
一般的に「リスク状況確認」では、証拠金維持率やレバレッジ、追証発生金額などが表示されます。
証拠金維持率が100%以上なら適正状態と判断され、二ューヨーククローズ時に100%未満になると追加証拠金(追証)が発生します。追証を解消するためには、新たに入金するか、現在保有するポジションを決済しないと強制的に決済が執行されてしまいます。
一般的に「内訳確認」にある時価評価総額は、含み損や含み益と証拠金を合わせた額です。保有中のポジションをすべて決済すると、ここに表示された金額が残ることになります。建玉評価損益は、保有中のポジションの含み益と含み損を合わせた金額です。この金額がプラスになっていれば、総額で利益が出ている状況と判断できます。
口座残高は、含み益や含み損を含まない金額になります。
拘束証拠金は、保有中のポジションに必要な証拠金と注文しているポジションを保有するために必要証拠金を合わせた金額です。
一般的に「損益入出金予定確認」では、実際に口座に反映される日付がわかります。決済をした翌々営業日に口座に反映される仕組みになっています。
証拠金(取引単位あたり)では、通貨ペア別に1通貨単位を取引するために必要な証拠金が表示されています。この金額と同額以上の余力があれば取引可能になります。
余力やリスク状況はトレードするために重要な要素なので、こまめにチェックするようにしましょう。
利益が出ていると思っても、実際は損失を出していたり、わずかな利益しかないということも少なくないので、評価損益ページで正確な損益を確認しましょう。
参考になさってください。
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