抵抗とは、トレンドの動きを止めるところをさす言葉です。これはトレンドとセットで考えられるもの。なぜならばトレンドは抵抗から始まり、抵抗でおわるからです。ここではそんな抵抗の性質を見ていきます。
値動きの起点となり終点ともなる抵抗。
トレンドフォローという基本技術を覚えた次のステップとして抵抗という概念を学びましょう。
これにより、いつ取引を始めればよいのかといったタイミングが明らかになります。
抵抗はトレンドと密接な関係を持ちます。簡単に言えば抵抗とは、トレンドがその流れを終える場所です。そんなことからトレンドと抵抗は電車と駅の関係にたとえられます。電車が駅から駅へと発着していくように、トレンドも抵抗を出発、次の抵抗でいったん停止、再び出発といった流れを繰り返すのです。
その性質が取引に活用できます。すなわちトレンドが出発するタイミングで取引をはじめ、到着するタイミングで取引を終えれば良いわけです。
相場はランダムに値動きをしているかのように見えますが、その中には法則のようなものがあります。その1つが抵抗というもの、トレンドは抵抗によってその動きを封じられ、そして反転していくのです。
抵抗にはさまざまな呼び名があるので注意。
上昇を押し返すことから抵抗(レジスタンス)線、下降を支える形になることから支持(サポート)線と呼ばれることもあります。
とはいえ、ここではこれらをまとめて抵抗という呼び名にします。
抵抗を参考に取引戦略を構築。抵抗を見つけ出すという行為はトレンドの生まれるところと終わるところを推察するのに役立ちます。
これにより、どこで取引をはじめ、終えればよいのかというシナリオが立てやすくなります。そして取引のタイミングを考察するうえで知っておきたいのがトレンドの動き方です。
トレンドはいつも同じスピードで動いているわけではありません。抵抗を離れると加速し、次の抵抗に近づくと減速するのです。
そんなことから実際の取引ではトレンド全体を狙うのではなく、スピードに乗った部分を狙うという戦略が効果的になります。
・抵抗を離れてスピードアップ=トレンドの始まり : 抵抗から離れると値動きは加速し、次の抵抗を目指します。
・抵抗の目の前にスピードダウン=トレンドの終わり : 抵抗に接近すると壁の役割を果たし、値動きのスピードが落ちて方向性を失います。
参考にしてみてください。
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