裁量の余地があるかないか。
売買システムを構築するにあたり、最初にテクニカル分析とテクニカル売買の違いについて考えておきましょう。
売買システムにおいてテクニカル分析に用いる指標(テクニカル指標)は最も重要なパーツとなります。
しかしテクニカル分析=テクニカル売買ではありません。その違いは「裁量」があるかないかです。
一般的なテクニカル分析では裁量による判断を完全に排除することはありません。チャートを読み込むことに熟練した人ほど、過去の経験をもとに、その時々でチャートの読み方を変えているといってよいでしょう。
逆にそのことが初心者のハードルを高くしている部分でもあります。
一方テクニカル売買においては、テクニカル分析の裁量部分を排除し、常に同じルールを使うことになります。
つまりルールという点では初心者であっても上級者であっても同じ使い方をする事になります。
この分かりやすさがテクニカル分析なのです。
すべてについて永遠に有効なルールはありませんので時間の経過や売買の対象の違いなどに応じて適宜ルールの見直しが必要になります。
これは常にテクニカル売買につきまとうハードルの一つです。
またテクニカル売買を行う場合必ずしもプログラミングする必要はありませんが自動売買することを考えます。
これはテクニカル売買は初心者でも上級者でも同じルールということです。
クイックチャートトレードを使えばこのプログラミングの部分を使わずに売買システムを構築できます。
また、プログラミングという難易度が下がりより多くの人が簡単に手がけることができるようになるわけです。
ただそうはいっても「各テクニカル指標がどのような意味を持ちそれをどのようにシステムの中で使うのか」についてある程度予備知識がなければ使いこなすことはできません。
次回以降、テクニカル指標をどのように使いこなすかを説明していきます。
参考にしてみてください。
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