FXで勝つには、円高・円安や通貨ペアといった概念を正しく理解する必要があります。難しいと思いがちな円高・円安ですが、ぜひ理解してください。
2つの通貨を組み合わせた「通貨ペア」を取り引きすると、たとえば米国の「ドル」と日本の「円」を組み合わせた通貨ペアの場合は「米ドル/円」と表記されます。
米ドルや日本円のほかにFXではいろいろな国の通貨を取り引きすることができます。通貨ペアごとに動きが違いますので慣れてきたらいろいろな通貨ペアを観察してみましょう。
常に通貨をセットにして取引をするFXでは、日本円、米ドル、ユーロ、英ポンドなど、いろいろな2種類を組み合わせた通貨ペアが取引の対象となります。
いずれの通貨も単独で取引されることはありません。通貨ペアは、上の米ドル/円のように通貨A/通貨Bで表記されます。
これはひとつにAに対しBがどれだけの価値があるかを表します。通貨ペアの価格は左側の通貨をを手に入れるためにどれだけ右側の通貨が必要なのかという意味になります。
例えば米ドル/円が100円なら1ドルを手に入れるために100円が必要です。これがつまり通貨同士の交換レートであり、常に変動しています。
円が買われ、相方の通貨が売られると円高。円の価値が上がった分相手通貨の価値が下がるのが円高です。1ドルが100円から80円になるのが円高です。
ドルの価値が下がり円の価値が上がったためそれまでは1ドルを手に入れるのに100円必要だったところ、80円ですむようになりました。
円が売られ、相方の通貨が買われると「円安」。円の価値が下がった分相手通貨の価値が上がるのが円安です。1ドル80円から100円になるのが円安です。
ドルの価値が上がり、円の価値が下がったため、それまでは1ドルを手に入れるのが80円ですんでいたところ100円もかかるようになっています。
通貨ペアは一方が人気になれば、もう一方が不人気になる、シーソーのような性質をもっています。
ひとつの通貨ペアのなかで両方の通貨が同時に人気になるこことはありません。
円高や円安とは、通貨ペアの一方が日本円のとき、相手通貨に対し、円の人気が上がったり、下がったりすることです。米ドル/円で考えてみましょう。円高なら円が人気になり、買われ、ドルが不人気になり売られます。これが円高ドル安です。円安なら、ドルが人気になり買われ、円が不人気になり売られます。これが円安ドル高です。
参考にしてみてください。
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