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>>> 初心者のためのFX「キャリートレードの落とし穴」

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初心者のためのFX
「キャリートレードの落とし穴」
資金運用通貨は高金利でも為替レートが下落する可能性の強いものはさけるべきです。

極端に金利の高い通貨は近い将来通貨の切り下げの可能性が高いことが多いので避けるほうがいいでしょう。短期間で通貨の切り下げがあると年率での割合が大きく、相当な金利差があっても不利になることがしばしばです。

激しい資本流出や高率のインフレに見舞われているときには金利が非常に高くなります。同時に通貨切り下げの可能性も高まります。

しかし金利の高い理由が好調な経済やマイルドなインフレなどの場合は資金運用通貨としての最適です。

高金利通貨の資金を利回りが確定しない金融資産で運用する場合その金融資産の価格変動リスクにも注意が必要です。金融危機の発端となったサブプライムローンのトレードポジションが短期的に巻き戻されました。それで資金調達通貨であった円は急激に上昇しました。

一方運用通貨の南アフリカランドやオーストラリアドルなどは急落しました。

そうした通貨建ての債券や株で運用していたヘッジファンドなどがキャリートレードのポジションを我先にと切り出したのです。債券などを売り、その資金で円を買ったのです。

キャリートレードは基本的に有効な手段ですし、今後も続くでしょう。

落とし穴は一つは金利差へのこだわりです。金利差よりも為替レートの変動のほうが取引の成否のポイントを握ることが多いのです。

一般的に為替レートの変動率のほうが金利差よりも大きいケースが多いからです。極端に高い金利の通貨は避けたほうが無難です。資金調達通貨はなるべく下落見通しのある通貨を選択します。

もう一つの落とし穴は金融市場への目配りです。株や債券などの市場で下落が急激に発生するときはすばやく為替のキャリートレードのポジションを切ったほうがいいでしょう。その時の株や債券の下落はキャリートレードの巻き戻しとは関係ないかもしれませんが、無難です。

参考にしてみてください。

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