さて、プロがどのように為替市場に関わっているか知る機会が少ないかもしれないので少しご紹介しておきます。実体験としてプロディーラーの1日です。
まず朝5時半にモーニングコールが入ります。
朝はポケットロイターと呼ばれる為替情報端末で為替レートをチェックし、銀行のニューヨーク支店にいる為替担当者と電話することから始まります。
夜中のイベント、自分のポジションが利食いできるのか損切りしなければならないのかなどを確認します。
現在の通貨ペア水準、ニューヨーク市場の相場や顧客の動向、相場をチェックします。ニューヨーク市場の相場の状況を理由などを情報収集し、他の仲間に連絡をとることもあります。
その後ブルームバーグテレビやモーニングサテライトをつけて夜中のマーケット情報を確認しながら朝食をとります。朝食中も、ニューヨーク市場で相場が荒れていることもあり電話が入ることもあります。
7時半ごろ出社しデータを確認します。
電車の中で日経新聞朝刊を読みます。席に着いたらディーリングスクリーンに表示されるロイターやテレレートメールなどで前夜からの為替金融生地を全部流し読みで目を通します。業界の著名人の為替コメントの予測なども目を通します。
7時45分、他の銀行のディーラーと情報交換します。気心しれた間の話でお互いの相場観だけでなく、裏話や顧客動向を話します。取り扱っている顧客も違うので非常に重要です。
同じ時間帯で電話が入り始めます。顧客の海外の動きや相場観を話します。顧客側もその業界にいないと入手できないような内容や目先の取引方針を持っています。顧客との情報交換もとても貴重です。
8時半にグループミーティングがあります。為替部門全体でミーティングを行いチームリーダーがそれぞれの情報、見通しを話します。ディーラーはみんな違う情報をもっているのでとても重要です。
このミーティングでは各ディーラーが情報を正確に把握することが主です。全体で情報をシェアするだけでなく身勝手なポジションをとることなくリスク分散を図るようにします。
各チームのポジションの量などにも気をつけてリスク管理をします。
参考にしてみてください。
>>>
今月のFX比較口コミランキングはこちら