FXで数銭の収益をコツコツ狙っていくのであれば、大きなリスクは避け、ルールに則り、確かに勝っていくことが重要です。
そうしたFX取引の目安となるのが「抵抗線」です。この抵抗線は、一般的に値段が跳ね返るポイントとなるサポート線やレジスタンス線だけではなく、75SMAなどの移動平均線も含まれます。
そして同じ抵抗線でも、1分間の75SMAや200SMAと、1時間足の75SMAや200SMAとでは、後者のほうが「強い抵抗線」とみなします。長い時間足の抵抗線ほど強くなるということです。
この前提を踏まえ、一般的なイメージだと、スキャルピングは1分足のような短い時間足だけ見てトレードしているように思われがちです。しかし、長い時間足も見て(1時間足など)大きな時間足で見たトレンド線や抵抗線も把握しながら取引していきます。
例えば1時間足で下降トレンドだったとします。ここで、1分足のローソク足が75SMAまで戻るのを待って売り取引を狙う場合、長い足が順張り、短い足が逆張り、ということになります。
しかし、この1分足の75SMAはレジスタンス線としては弱いものなので、跳ね返らずに抜ける可能性もあります。順調にローソク足が落ちていけば問題ないのですが、もし抜けたらすぐにセーフティーオーダーで、取引を解消することが重要です。
ただし、1時間足で下降トレンドが確認できる場合、それぞれの時間足の75SMAが、1時間足、15分足、5分足、1分足という順番で並んでいるケースがよく見られます。このようなケースでは、1分足の75SMAを抜けたらセーフティーオーダーを入れて小さなマイナスで一旦撤退し、より強い抵抗線である、5分足の75SMAまでローソク足が届くのを待ちます。
ここも抜けたら次は15分足、それを抜けたら1時間足と、より強いレジスタンス線で跳ね返されるのを段階的に狙っていきます。1分足で、売りで勝てなかったから「売り作戦はダメ」ではなく、5分足、15分足とチャートを切り替えてより強い抵抗線を追っていくのです。
ただし、「ここを抜けても5分足のレジスタンス線があるから、セーフティーオーダーしないでポジションを待っておく」というのは厳禁です。
1分足の75SMAを抜けたら一度セーフティーオーダーをして5分足の75SMAで入りなおす。これが鉄則で、負けをいかに小さく済ませるかが鍵となります。参考にしてみてください。
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