FXの逆張り取引として代表的なものに、75SMAなどの移動平均線を基準にした乖離率を使った手法があります。例えば1分間でレートが大きく下落し、ローソク足が75SMAから大きく離れた時にその通貨を買って、75SMAまでの戻りを狙う、というものです。
このとき乖離率やRSIOMAというテクニカル指標を、ローソクの動きとあわせて判断すると、取引のポイントがわかりやすくなります。
大きな流れと逆の取引は抵抗感があるかもしれません。そういうときに「ローソク足と移動平均線が離れている」ということを視覚的に理解できれば背中を押してくれるかもしれません。
乖離率は、移動平均線からローソク足がどれくらい離れているかを判断して取引する手法です。ローソク足は移動平均線から離れすぎると戻ろうという習性があるので「ローソク足から離れたら利益確定」というように利益確定のポイントを見つけるために使うのが一般的な使い方です。しかし、これを応用すると、ローソク足が離れたら戻ってくるわけですから、大きく離れたところでトレンドと逆の動きをする、つまり、逆張りの目安としても使えるのです。
この方法は特に1分足で有効です。例えば1分足で下降トレンドだったのに大きく落ちた、どう考えてもローソク足の長さが今までと全然違う、乖離率が0を基準としていったり来たりしていたけれど例えば8〜10%くらい
落ちた、というような時は逆張りで買いのチャンスです。
こういう急激な動きの時はV字で戻ってくることがありますが、中々戻らないときはプラスマイナス関係なく逃げておきます。狙っているのはあくまで急激なV字のリターンなので、それがすぐに出ないときはそのまま更に乖離していく可能性も高くなるので、潔く降りることもポイントです。リスクを低く、極力負けないことを大切にしなければなりません。
ただし急激に乖離率が大きくなっているのにV字どころかさらに突き抜けていく時はテクニカルな要因ではなくファンダメンタルな要因で動いている可能性があります。そうなるとテクニカルは通用せず、更に大きく落ちていく可能性も出てきます。そこで戻りを待っているとあっという間に落ち続けます。負けないよう逃げることも重要です。参考にしてみてください。
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