FX取引でのレンジ相場では、上昇を抑えるレジスタンス線(抵抗線)と下降を支えるサポート線(支持線)があります。為替レートをこれらのラインになるべく引き付けて取引します。レンジ上限のレジスタンス線では売りを、レンジ下限のサポート線では買いをします。
例えばレジスタンス線とサポート線の間が約80銭なら、20〜30銭の含み益が出たら利益確定します。なぜなら、レンジ相場では必ず上まで上がる・下まで落ちるとは限りません。レジスタンス線に向けて一跳ね、ひと伸びでグンと伸びたときには含み益が膨らむ場合もありますが、そうでない場合は即利益確定です。
逆にサポート線では、できるだけ引き付けて買いを行い、これも同じように20銭〜30銭で利益確定です。そしてサポート線とレジスタンス線を抜けたらどちらも取引・ポジションを解消しておくのが基本です。
レンジの上限=レジスタンス線や、下限=サポート線までローソク足が来ず、中途半端なところでローソク足がウロウロしている場合は、無理に取引しないことも重要です。
「チャンスを逃したくない」といった欲張った気持ちがあると、中途半場な取引をしてどうすることもできなくなります。もしレジスタンス線やサポート線付近で出しておいた指値注文がかかったらプラス20銭くらいで指値をしておきます。
すぐにひと伸びでこの指値にひっかかればOKですが、もし行かずに10銭程度でうろうろしていたらそこで決済してしまいましょう。プラスになったら利益確定します。
レンジ相場はその幅がずっと続くわけではなく、少しずつ狭くなっていくことが多いものです。
レンジ相場は上限の跳ね返りが数回繰り返されて気がつくので、気がついた時点ですでに終わりに近づいている可能性もあります。ですから、気づいてエントリーしたら、すぐにレンジ相場が終わるリスクもあるので、小さく利益確定することでリスクを抑えることが重要なわけですね。
レンジ幅の最大まで持っているとリスクが高くなってしまうので注意しましょう。
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