週足や日足といった長めの足での三役は有力なトレンド発生のシグナルとなるので、三役が好転したら買い、三役が逆転したら売りと考えるのがセオリーですが、三役転換はそう多くはありません。特に週足や日足レベルの三役転換だと年に数回といった感じになってきます。
それに三役がそろうのは相場が相当煮詰まってからであり、トレンド転換シグナルとしての精度の高さの裏返しとして、エントリーシグナルとしてはタイミングが遅くなってしまう傾向があります。三役が転換してエントリーするかというと、三役がそろうよりも前にエントリーしていることがほとんどです。
こうした特徴を踏まえると、「週足、日足で三役をそろうのを待ってエントリーする」というセオリーに従ったやり方よりは、「週足、日足でトレンドを確認し、エントリーは別のテクニカル、あるいは別の時間軸を使う」というったやり方が効率的でしょう。
まずは「別の時間軸を使う」やり方から説明します。
例えば三役好転が完成し強気相場の場合、どこで買えばいいかが重要です。転換線や基準線を使う方法もありますが、タイミングが取りにくいこともあります。そんなときは、時間軸を落とし、押し目や戻りの局面で長い時間軸と同じ方向に三役がそろうのを待ってエントリーするのです。
まず、遅行スパンがローソク足を上に抜けて「一役」、その後に転換線が基準線を抜けて「二役」、最後にローソク足が雲を上に抜けて「三役」完成。ここで買いです。「二役」がそろったのを見つけたら、残りの一役(たいていは雲)が完成するのを待ってエントリーすると効率のいい押し目買い、戻り売りができます。
また、このときに遅行スパンが雲を上抜けたかどうかにも注目すると、よりコンサバなトレードになると思います。三役好転、あるいは三役逆転をしたとき、遅行スパンがローソク足を抜けるだけでなく、雲からも抜けているとより強い動きになります。
1時間足で三役好転したタイミングで遅行スパンを確認すると、その時点ではまだ遅行スパンが雲の中です。その後のローソク足を見てもすぐには上昇していないことがわかります。そのタイミングを狙うのです。
参考にしてみてください。
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