3本のRCIのパラメータは期間を9、26、52に設定し、それぞれ短期、中期、長期とします。
強いトレンドが出ているとき長期のRCIはプラス100%からマイナス100%近辺に張り付きます。長期RCIが天井に張り付くほどの上昇トレンドならば、買いのタイミングを探せばいいわけですし、底に張り付いた下降トレンドなら売りのタイミングを探すことになります。
また、天底へ張り付いて、長期だけでなく、中期のRCIとあわせてみることで、トレンドの強さをより正確に知ることができます。
ただし、長期と中期のRCIが天底に張り付いたことで売買の方向性がわかっても、天底から動かないRCIを見ていてもエントリータイミングはわかりません。
そのエントリーのお判断で見ていただきたいのが、9に設定した短期のRCIです。短期RCIは上昇トレンド中のちょっとした押し目では底へ向けて下がり、下降トレンド中のちょっとした戻り高値では天井に向けてあがるといった敏感で大きな動きとなります。
この短期RCIの頻繁な動きがエントリーのタイミングを知らせてくれることになります。
まず長期RCIがなだらかに動き出したとき。それが上向きならば方向性は上昇トレンドです。短期RCIが底へ向けて下がったときが押し目となりますが、エントリーするのはここではありません。
いったん落ちた短期RCI再び上昇し始め、長期線と短期線の方向性が一致したときがエントリータイミングとなります。
下降動きの場合も同様で、長期RCIが下を向き始め、あがっていた短期RCIも下へ向かったときが、戻り売りのタイミングです。
さらに上昇トレンドが継続すると、上向いた長期RCIは上限である天井に張り付きます。長期RCIが天井または底に張り付いている場合は、トレンドが明確な場面です。
このときも短期のRCIだけが動く場合があります。長期のRCIが天井にありながら、短期だけが天井から下げて底に向かい、再び上昇して天井に向かう動きです。こうした動きは長期RCIがトレンドを示しつつ、短期のRCIが一時的な下落(押し目を示している)ということになります。
反対の場合も同様で、長期線が底にあるときに、短期だけが底から天井へと動き、再び底に向かい始めたときが戻り売りのタイミングとなります。サイクルの違う2本のRCIを使うことで順張りのエントリーポイントが見えてくるわけです。
参考にしてみてください。
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