前々回のコラムでは長期と短期のRCIの使い方についてご案内しました。
短期RCIのこの特性を利用して、トレンド中の押し目買い/戻り売りの判断ができます。
3本のRCIを表示させて、長期と短期の2本で考えてみましょう。短期RCIがながらかに動き出したとき。それが上向きならば、方向性は上昇トレンドです。短期RCIが底へ向かった下がったときが「押し目」となりますが、エントリーするのはここではありません。
いったん落ちた短期RCIが再び上昇し始め、長期線と短期線の方向性が一致したときがエントリーのタイミングとなります。下降の動きの場合も同様で、長期RCIが下を向き始め、あがっていた短期RCIも下へ向かったときが戻り売りのタイミングです。
さらに上昇トレンドが継続すると、上向いていた長期RCIは上限である天井付近に張り付きます。長期RCIが天井または底に張り付いている場合はトレンドが明確な場面です。このときも短期のRCIだけが動く場合があります。長期RCIが天井にありながら、短期だけが天井圏から下げて底に向かい、再び上昇して天井に向かう動きです。
こうした動きは長期RCIがトレンドを示しつつ、短期RCIが一時的な下落=押し目を示していることになります。長期線が天井にあり、短期が一度下げてから、再び上がり始めるころが買いのエントリータイミングとなることがお分かりになるでしょう。
反対の場合も同様で長期線が底にあるときに、短期線だけが底から天井へと動き、再び底に向かい始めたときが戻り売りのタイミングとなります。サイクルの違う2本のRCIを使うことで「順張りでのエントリーポイント」が見えてくるわけです。
参考にしてみてください。
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