コンフルエンスは、複数のフィボナッチ・リトレースメントを引いた結果として現れる接近したフィボナッチ・ポイントでしたが、もうひとつ同じような考え方に「アグリーメント」があります。
アグリーメントとは「前回トレンド方向で引いたリトレースメント」と「反転後の動きで引いたエクスパンション」とのポイントの接近したところで、こちらも強い抵抗帯となると考えられます。ローソク足がアグリーメントへ達すると、そこで動きがいったん止められることが多いため、利益確定の目標に使うことができます。
フィボナッチ・エクスパンションの利益目標値はCOP、OP、XOPと3つ算出されますが、それが有力かはわかりません。
しかし、そのなかにアグリーメントとなるポイントがあれば、そこが利益目標値に適している可能性が高いと考えられます。
コンフルエンスもアグリーメントもその値でピッタリとまる、というものではありません。フィボナッチやテクニカル分析で導くのはあくまで値動きの目安なので、その付近、そのエリア程度に考えるべきで、ピンポイントとして考えるのは適当でありません。
これは他のテクニカル分析でも同じことですが、この点は注意してください。
このようにあらかじめ目標となる先の可能性を示してくれるのがディナポリ・チャートです。
トム・デマークのインジケータと同様にトレード・シナリオを考えるツールとして使えます。他にもディナポリが考案したトレードは沢山あるのですが、取り入れやすいものはこちらです。
的確にトレード・ポイントを示すディナポリ・チャートですが、スラストの判断やダブルレポになっているかどうか、あるいは、フィボナッチを引くポイントなど迷う事もあるかもしれませんが、数多くのチャートを見て検証していく、これ以外の解決法はありません。
参考にしてみてください。
>>>今月のFX比較口コミランキングはこちら