有益な情報源のひとつとして、「TDシーケンシャル」についてお伝えしておきます。
1990年代最高のチャーティストとして名高いトム・デマークが開発した一連の指標の名前には「TD」がつけられていて、「TDシーケンシャル」もそのひとつなのですが、これを実際に見たことがある人は多くありません。
最近はFX会社のチャートが非常に充実してきていますが、正式にTDシーケンシャルを使えるチャートはありません。デマークが使用を認めていないからです。そのためTDシーケンシャルなどの彼の開発した指標を使うには料金を払わないといけません。
相場にトレンドが出ている場合は移動平均などのトレンド系のインジケータを参考にしながらトレンドに沿ってポジション管理するのが基本です。2013年1月以降は相場に明確なトレンドが出ているので資金管理をしながらどれだけトレンドに乗っていくかが勝負になります。
ただ「トレンドがいつ反転するか」が怖いのです。
上昇が加速してくると、どんな甘いエントリーでも収益があがるようになり誰の目にもトレンドが明らかになります。こうしたケースがマーケットに悪材料が出ても値を上げていきます。
一般的なオシレータで買われすぎのサインが何度も点灯するため短期的にショートに振るのですがマーケットはそれでも上がっていきます。
そうした状況が続くとある日突然マーケットは急反転します。メディアでは「当局の発言があった」と説明しますがそれはきっかけであり、事実としては極端な買われすぎのピークを迎えたため、急反落するだけです。
こうした急反落の前にさりげなくTDシーケンシャルが買われすぎのサインを点灯する場合があります。このTDシーケンシャルですが、基本的な使い方は難しくありません。トレンドの進行に従ってチャートに表示される数字に注目するというだけのものです。
どうやって数字が表示されていくかというとまず「プライスフリップ」がおきます。例えば相場が上昇から反落するときのプライスフリップの条件は
当日の終値<当日から4日前の終値 かつ 前日の終値>前日から4日前の終値
です。
その場合はじめて数字の1がチャートに表示されます。その後は2、3と進んで連続して9までカウントすると通常1から4のローソク足で調整が入ります。
その後は小反発するケースと調整が終わりトレンドが再開するケースに分かれます。トレンドが再開するとカウントダウンが始まり13までカウントするとトレンド終焉のシグナルとなります。
単純に9が出たら調整または反発があるかなと準備し、13が出たらトレンドが終焉する可能性が高いなと理解しておけばいいでしょう。
TDシーケンシャルもインジケーターであり、絶対的なシグナルではありません。TDシーケンシャルだけでも他のテクニカル分析と組み合わせることで過熱してマーケットの中で手じまいするタイミングを教えてくれます。楽しかった終わりを告げるのがTDシーケンシャルなのです。
参考にしてみてください。
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